TRPG [Table talk Role Playing Game; テーブルトークロールプレイイングゲーム]
会話によって共有される架空世界を舞台に、登場人物を操り問題を解決する遊び。
本来のRPGは、これを指す。
TRPG.NETへようこそ。
ここではテーブルトークロールプレイングゲーム(以下、TRPGと表記)について語り、より楽しく遊ぶにはどうすればいいか考え、実践しています。
初心者から人間ルールブックのような上級者まで、様々なレベルの人が集まっています。
しかし、TRPGってそもそもなんだ? と思う人も多いはず。
ということでこのページでは、TRPGとはどのようなものなのか、を解説します。
What’s TRPG? テーブルトークRPGとは何か。
人間が集まって遊ぶパーティゲームの一種。架空世界を舞台にして、個人をコマとして操作し、参加者間の会話によって運営される。
多数のゲームタイトルがあるが、たいていはゲームマスター(以下、GMと表記)と呼ばれる司会かつ審判かつ敵の操作役の用意した課題を、ゲームルールと知恵を駆使して解決するべく努力する。また、そういった問題のなかで翻弄される個人としてのやりとりを演出することも、楽しみの一つ。
RPGは元来はこのゲームを差す用語で、コンピュータゲームにおけるRPG(以下、CRPGと表記)とはテーブルトークRPGの一側面をゲーム化したものであった。日本ではコンピュータゲームが先行して普及したため、「人間がコンピュータの代わりもするRPG」などと紹介されることも多い。
現在では、チャットなどを用いてネットワーク上で遊ばれてもいる。
2人から8人程度の人間がおもに会話とゲームシステムを利用して架空世界を共有し、架空世界上でおこる困難なできごとを乗り越えて特定の目的を果たすべく、架空世界に関与していくことにより遊ばれます。
もともとは個人での戦いを扱う戦闘シミュレーションゲームとして誕生しましたが、今ではそれをはるかに越えて、物語のシミュレーションゲームとでも呼ぶべきものになっています。
CRPGの有名タイトルや小説がTRPG化されたり、その逆があったりすることがあります。
TRPGの基本
一般的なゲームの紹介方法で簡単に記述してみますと、以下のようになります。
TRPGというのは単一のゲームではなく、多数のゲームタイトルを擁するゲームの一分野なので、特例的に以下の条件があてはまらない場合もあります。しかし、おおむね次のとおりだと思っていいでしょう。
参加人数
2人から8人程度の人間を必要とするのが一般的です。
たいていは、進行管理などを担当するGM(ゲームマスター、でしたね)という役目を行う参加者が1人と、架空世界に生きる人格をあやつるプレイヤー(以下、PLと表記)と呼ばれる参加者を複数名で遊びます。
使用する道具
まずは架空世界を共有するための想像力と、ゲームシステムを記載したルールブック(ルルブ、と略されます)や資料集。乱数発生装置としてのサイコロ(ダイス、とも呼ばれます)やカードなどが最重要な道具となります。
あとは、筆記用具や記録用紙、その他想像力を刺激したり公正なゲーム的処理を行うためのいくつかの小道具……たとえば地図やミニチュア人形などもあると便利です。
ゲーム上の操作対象
PLなどと呼ばれる一般の参加者は、架空世界に生きる人格、たとえば剣と魔法の物語であれば英雄を目指す剣士や知識をもとめる若き魔法使いなどを操作して架空世界に関与していきます。なにを操作できるのかは、ゲームシステムの扱う架空世界がどんなものであるのかに左右されます。
GMなどと呼ばれるゲーム世界の管理者は、それ以外の全ての存在、つまり自然現象や他の人格などすべてを操作します。
勝利条件
TRPGでは勝利条件の概念が複雑です。多くのゲームとは異なり、TRPGでは他の参加者に対する勝利を目指して遊ぶとはかぎらないのです。
あえてまとめてしまうと、架空世界上でおこる困難なできごとを架空世界に生きる人格を操作して解決して、ゲーム上で定義されている特定の目的を果たすのが勝利条件ということになりますが……。この特定の目的というものが単純ではないところが、TRPGの奥深いところです。
「畑を荒らすイノシシの群れをなんとかする」とか「何故か集中力が落ちて成績の落ちているクラスメイトを助ける」といったものから、「世界を破滅さ せる古代帝国の遺産を封印する」といったものまで、ゲームタイトルやシナリオに応じて様々な達成目標が提示され得ます。「故郷を滅ぼしたドラゴンを倒す」 「留年しないために教師をなんとか説得する材料を探す」といったプレーヤーがPCに達成させたいことなどをゲーム上の目標として設定することも良くありま す。
ルール
TRPGと呼ばれるジャンルの中には多数のゲームシステムが存在しており、統一的にはルールを説明するというわけにはいきません。しかし、おおむね次の4点によって構成されています。
- 架空世界に生きる人格をゲーム的にどう表現するのか。(キャラクター(プレイヤーキャラクター。以下、PCと表記)作成)
- ゲームルール上重要な架空世界に関与する方法についての解説とゲーム上の処理方法。(行為判定)
- GMが架空世界に生きる人格にたいして、どのように困難なできごとを与えてゲームを進行管理していくのか。(セッション運営)
- 架空世界を共有するための、基本的な世界の情報や一般法則を、文章・図表・絵・ゲームルールなどによって表現したもの。(世界設定)
遊戯人口
実遊戯人口については十万人、経験者層は数十万人くらいだと推定されているようです。今のところは、10代なかばから30台前半あたりまでが主要な遊戯層でしょう。
チャットや掲示板で遊んでいる人だけでも数千人ほどおり、クリエイターズネットワーク系IRCサーバー群だけでも同時接続数はピークで1700人を越えています。
どこで購入できるのか
書籍もしくは箱入りゲームとして販売されており、ゲームショップもしくは大手書店で購入できます。ショップや書店紹介ページからも探せます。
どんなものが出ているのかは、ゲームシステム一覧やTRPG関連書籍・雑誌からたどれます。
どこで遊べるのか
関心を持った友人たちと一緒に遊ぶ……というのが一番いいとは思います。しかしそうもいかないものですから、遊ぶ場や仲間を確保するためにサークル情報やサークル仲間募集から探してみるのも良いかもしれません。TRPG関連書籍・雑誌のコンベンション情報や仲間募集欄を探すのもいいでしょう。
チャットや掲示板で遊びたいかたは、オンラインセッション情報もご活用頂けます。
リンクその他
TRPGについての情報を得られる場所をなどを知りたいが見つけられなかった、などということでしたら記事へのコメントや、こかげ工房系IRCサーバー群の#openTRPGチャンネルもご活用ください。