「バーチャルネットゲーマー ロール13歳」TVアニメ化決定!!
この記事は2003年4月に公開されたエイプリルフール企画です
本日、ホテル浦島で「TVアニメ ロール13歳制作発表会」が行われる。昨年、 彗星のごとく現れたTRPG界のスーパーヒロイン、ロール嬢が、いよいよブラウ ン管で全国デビューだ。
本誌では、発表会に先駆けて原作/監修の古谷俊一先生に独占インタビューすることができた。正真正銘の最新情報をみんなにお伝えしよう。
――アニメ化、おめでとうございます。
古谷俊一先生(以下sf):ありがとうございます。
――早速質問なのですが、アニメ化されるきっかけは何だったんでしょう?
sf :そうですね、一番最初に話が出たのは昨年のオリジンだった思います。
私が宿泊していたホテルに突然スティーブ・ジャクソン氏が訪ねてきて
「GURPS Role 13Ageを発売したいから版権契約をしてくれないか」と言って
きたんです。その時、たまたま一緒にカタンを遊んでいた某雑誌の編集長が
「いや、その版権はうちがもらう。アメ公はすっこんでいろ」と喧嘩を
ふっかけまして大騒ぎに(笑)
――そりゃあすごい(笑) で、その時にアニメ化の話が出たんですね。
sf :そうです。それからしばらくして、TRPG.NETの方に正式な打診があり
まして、水面下で制作が進んでいたんです。
――パイロット版はごらんになられたんですよね? どうですか、できの方は
sf :まあ、ひいき目もあると思うんですが、すごく良くできてますよ。
少なくとも、映像クオリティは世界でもトップクラスだと思います。
ダイスロールシーンの3Dグラフィックスなんか、本物以上の質感と
言って良いくらいの迫力で
――ほほー。それは楽しみですね。シナリオの方はどうなんでしょう。確か、
脚本には古谷先生もチェックを入れているとお聞きしたんですが。
sf :ええ、もちろん。現在、すでに2クール分ほど脚本はあがってるんですが、
全部目を通してます。でも、ダメ出ししたことなんてありませんよ。自分の
台詞を少なくしてくれと頼んだくらいですかね、チェックを入れたのは(笑)
事前のシナリオ会議にも顔を出してますので、そのあたりは全く心配して
ません。
――事前のシナリオ会議?
sf :ええ、実は脚本は一旦「イット・ケイム・フロム・ザ・レイト・レイト・
レイトショウ」でプレイして、それをリプレイにする、というやり方で
作成しているんですよ。第1話「ロール大地に立つ!」の回は、実際に声を
担当されている声優さんにもプレイヤーとして参加してもらっています。
――それはまた、斬新な試みですね。
sf :世界初の本格RPGアニメを目指す以上、徹底してRPGの手法を
取り入れようという事になりまして。最初のうちはとまどいましたが、
今ではずいぶんスムーズに進むようになってます。今秋予定の劇場版では
IRCを使った公開オンラインセッションで行うことになってます。
――では、最後に、全世界120億人のロールファンに、何か一言メッセージを
お願いします。
sf :ファンの皆さん、アニメのロールは期待以上できです。絶対に見て下さい。
――本日はお忙しいところ、ありがとうございました。
TVアニメ ロール13歳は、CS及び全国UHF系列18chで今春放映開始だ。 RPGファンの永遠のアイドル、ロール嬢の活躍を見逃すな!
ストーリー
平和なTRPGワールドに突如現れた悪の魔王マンチカイザーに、伝説のアイテムダイスオブツクダが奪われた。悪逆の限りを尽くすマンチカイザーに、 美少女ロールは、敢然と立ち向かう。今日もロールの必殺の真鍮4面が唸る! 悪いヤツらをやっつけろ!
スタッフ&キャスト
原作/監修:古谷俊一
キャラクターデザイン:kaji
脚本:銅大
監督:今川泰宏
制作:タツノコプロ/社会思想社
メインキャスト
ロール:こおろぎさとみ
ダイス君:くまいもとこ
ドクター・ガイギャックス:納谷悟朗
ルーニー:小原乃梨子
イカサマー:八奈見乗児
データッキー:たてかべ和也
マンチカイザー:滝口順平
ポチ(ドラゴン):古谷俊一(特別出演)
協力
グループSNE/FEAR/スザク・ゲームズ