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2003年12月号

オンラインならではの楽しいシナリオ製作

特集: 単発記事
筆者: 十夜

著者:十夜

 この記事は当HPのシナリオ製作の募集を見て、自らのシナリオの製作方法を改めて見直しつつ、書き起こした文章です。私のTRPGの活動の場所は主にオンラインですので、オンラインならではのシナリオ製作の楽しさを述べていこうと思います。

1:コミュニケーションは大事です。

 まず最初に考えるのは、そのシナリオの参加者は誰なのか、と言う事です。万人が楽しめる内容である事が好ましいのですが、参加者の嗜好について把握していれば、それだけでシナリオの一つの方向性を見出せます。
 普段あまり気を回さない点ですが、シナリオの内容がその人にとって嫌な事がかち合ってしまうと、話は旨く進まない事が多いです。

 オフラインセッションと異なり、場のプレイヤー達の感情が伝わりにくい、と言う特徴があるオンラインセッション。それを察する方法の一つとして、参加者の嗜好を把握する方法を取っています。
 嗜好の把握には、常日頃から参加者と会話を行う事が重要です。他のシナリオ参加時のプレイスタイルを見て置くのも、大変役に立ちます。そうして手に入れた参加者の情報を元に、大まかなシナリオの方向性を定めます。

2:お手軽簡単、わいわい騒げるシナリオ作り

 オンラインのTRPGは、目と手を用いて『読む・文章を打つ』という方法で進められていく事が多いです(ボイスチャットは除く)。そのため、シナリオの進行がオフラインよりも時間がかかってしまう事を念頭に入れておく必要があります。
 では実際にどうするか? その一つが、ノリ・勢いを重視するシナリオを作る場合、その内容を短くする方法です。

 シナリオを短 くすると、その内容が薄くなってしまいがちですが、精神的に余裕が出来るため、PCの掛け合いやPLから発想を汲み取りやすく、実質、シナリオの製作に PLを巻き込んで行う事が可能です。シナリオ中にシナリオを追加していくのですから、時にはシナリオの製作者の思いもよらない展開になる事も発生します (良いか悪いかは別として)。

 この場合、シナリオの流れを明瞭簡潔にすることが望ましいです。メモより抜粋すると、

  世界に大量の毒雨がふる→発生源を突き止める→原因を破壊する。

 これだけで十分です。この時注意しているのは、シナリオの内容に思考を必要とする展開を入れない事です。

 このシナリオの作り方には大変お世話になっています。というのも、オンラインでシナリオをやる時、話題が無くなった時や雑談の流れから、いきなりやろうと言う話が持ち上がる事があります。こういう時、この方法を使う事で大変楽しい時間を提供できます。
 ……でもノリ過ぎには注意してくださいね? 寝る時間をオーバーする事が時々ありますから(笑)

3:作りやすく遊びやすい、謎解き系シナリオ

 ノリ・勢い重視の短縮化の反対に位置する作り方が、思考を必要とするシナリオの複雑化です。これはシティ系の謎解き、もしくはキャンペーン向けの方法です。
 これらで大切なものが『以前に出た情報』である事が多いのですが、オンラインの利点の中に、これまでの経緯や情報が文章として残る、と言う事 が、情報の検索をやりやすくしています。この為、謎解き等の推理系は非常にプレイしやすく、製作者も作りこめるという利点があります。
 また同様に、キャンペーン全体を通して、徐々に謎を解いていく、という事も行えます。ただしこの場合、GMはログの管理はしっかりとしておきましょう。リプレイを編集するとより良いです。

 余談ですが、私はこの謎解きという物が大好きです。そのため、シナリオの随所にヒントを散りばめて、PLにヒントを出したりと。解答を教えたい気分と、教えちゃいけないという思いの板ばさみを感じている時が、一番楽しいです(笑)

4:めんどくさがりの人に朗報。メモは少なくても問題なし♪

 実際にシナリオを書き起こすに至り、オフラインとオンラインではかなりの違いがあります。

  オンラインで用いるシナリオのメモ帳は、シナリオの流れとPCに与えるべき情報についてのみ書いています。特集:オンラインセッションにおいて『時間がか かる』という事が記載されていますが、これは『GMが台詞を考える時間がある』という事でもあります。伝えるべき情報があれば、その場でGMがロールを行 ないやすいため、詳細を書く必要があまり無い、という事でもあります。
 2と照らし合わせて考えると、メモがまったく必要が無い、なんて事も間々あるくらいです。実際、2の形式で私がシナリオを作る場合、メモは作りませんから。(笑)

5:おわりに

 以上の内容が、私が製作するオンライン用シナリオの特徴です。オフラインと比較した環境の違い、それに合わせたシナリオの製作方法の一つとして、参考にしていただけると嬉しいです。


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