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2004年07月号

コンベンションで体験した恐怖

特集: しょうちゃんのこぼれ話
筆者: しょうちゃん

 今回は恐怖が特集らしいので、私がコンベンションで体験した恐怖体験をお話しよう。

『1枚、2枚……』

 それはある冬のコンベンションであった。
 私はアルシャードの卓へ行った。
 その卓のGMはアルシャードをコンベンションでは初めてやるらしい。
 A4用紙で20枚くらいの紙の束で気合いがうかがい知れる。
 早速、キャラクター作成開始。
 GMは、あの紙の束をプレイヤーの前に、5つに分けて置いて言った。
「この中から、選んでください」
「!!」
 ……そう、あの紙の束は、すべてハンドアウトだったである。
 ちなみに、1人当たり4枚であった……。

『孤独』

 それはある春のコンベンションであった。
 私はソード・ワールドの卓へ行った。
 プレイ傾向やシナリオ内容などGM紹介がちゃんとしていたGMであった。
 卓に行くと、私以外の人がそれぞれの持ちキャラクターや昔のセッションの話を和気藹々と喋っていた。
 まあ、少々疎外感を感じたが、初めてのコンベンションだから、仕方がないな。
 キャラクター作成のとき、私以外の人がさっき喋っていた持ちキャラクターを出してきた。
 まあ、このコンベンションの流儀かもしれないから、我慢しよう(ぴくぴく)。
 そして、セッションを開始することになって、GMは言った。
「○回目のセッションを開始します」
「!!」
 ……そう、キャンペーンの途中だったのである。
 肝心なことを言って置けよ……。

『閉ざされた扉』

 それはある夏のコンベンションであった。
 私はソード・ワールドのGMを行った。
 なぜか、偶然にも、そのコンベンションの代表をはじめてとするスタッフが私の卓にプレイヤーとして集まった。
 セッションの途中までは順調に進んだ。
 そして、大きな選択肢をプレイヤーに私は与えた。
 そしたら、コンベンション代表たるプレイヤーが、相談するから私に部屋から出てくれと言うのではないか。
 私は、彼の迫力などと、まあそれくらいはいいかと思ったので、部屋を出た。
 10分後に戻ると、まだらしい。
 さらに10分後に戻ると、まだらしい。
 そして、さらにさらに10分後、私は卓に戻ったら、彼は言った。
「こんな短時間で決まるわけ無いでしょう!! 1時間出て行ってください!!」
「!!」
 ……そして、また部屋を出た私であった。
 ちなみにセッションを再開したのは、それから3時間後である……。


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