IRC座談会企画:キャンペーンの傾向と対策
鬱々と独り者が雨を眺め、うきうきと恋人達が相合傘して歩く六月。
皆様、いかがお過ごしでしょうか?
──と、書き出しに20分ほど悩んだ挙句、いちばん当たり障りのないものを選んでしまいました。四ヶ月ほどのご無沙汰の桜井@猫丸屋でございます。
あ、「いや、お前のコトなんか知らんぞ」と仰る方へ。
ボクは以前に月刊TRPG.NET 1月号へIs ELF monkey? エルフは猿か? 桐嶋カブキ氏へ挑戦する!という拙文を寄稿したことがありまして。
それで、このようなご挨拶となっております。(よろしければこちらもご笑覧いただけますと小躍りして喜びます)
今回の記事はIRC(後述)で雑談している内に思いついたものであります。
その名も題してIRC座談会企画:キャンペーンの傾向と対策。
※ IRC:Internet Relay Chatの略,テキストベースのチャットシステムで参加に専用のクライアントアプリケーションが必要だが非常に軽い
最初の内はIRCのログを切り出すだけの楽な記事かと嘗めてかかってたんですが、これがなかなかどうして。多士済々のTRPG.NET IRCであります。おまけに日頃からチャットに常駐されているためか、話題も尽きませんで──
ログの整理,整形には苦労いたしましたが、お陰様で貴重な知見や経験談を数多く伺うことができました。
それだけにボリュームがいささか大きくなり過ぎまして。
本来ならばログを容赦なく削り倒さねばならないところです。しかしながら削ってしまうには勿体ない発言が多い。
そこで苦肉の策として、トピック別に切り分けてみました。
お時間のない方は、興味のあるトピックだけでも摘み読みしてみてくださいませ。
なおこの記事の元になりましたログは、下記から参照いただくことができます。
記事に整形する都合上、いろいろ切り落としたり,順序を入れ替えたりしてますので宜しかったら生ログの方もどうぞ。
なお他の日のログはこちら創作者のためのIRCサービスから辿ることができます。最近、ボクもよく遊ばせて頂いてる語り部関連のチャンネルをはじめ、いろいろ面白いチャンネルが多数公開されてますのでお暇のあるときにでもどうぞ。
- 【尻切れトンボなキャンペーン】
キャンペーンが途中で終わってしまうという事例。今回の座談会で、失敗談,解決策ともに最も色々なお話が伺えたトピックです。
忙しさのために中々集まれない社会人の方にも、時間はたっぷりあるけど何故か途中で飽きてしまう学生の方にも役立つお話が沢山です。 - 【独裁者なマスター】
マスターさんが気合を入れすぎるとなかなか上手くいかないね、というお話。
一生懸命がんばり過ぎて失敗してしまうマスターさんに。 - 【キャンペーンの最初と最後】
キャンペーン、最初から最後まで考えてからはじめる? それともセッションを重ねながら? ──というお話。
ストーリーが軸のキャンペーンとキャラクターが軸のキャンペーンの違いなどは、短いながらも中々に興味深いお話です。 - 【終わらない、キャンペーン】
終わらないまま、だらだら続けたキャンペーンの末は──というお話。
どうやら誰しもが通ってきた道のようでして── - 【ロストっ:こんなときどうする?】
キャンペーンの鍵を握るPC,NPCやアイテムが失われて終われなくなってしまった──というトピックです。
人によって様々なリカバー方法が参考になるかも、です。 - 【RPG今昔物語 ─番外編─】
毎号、愉快な語り口で含蓄深い昔話を掲載されている銅大さんのキャンペーンにまつわる徒然話。
あの独特の訥々して剽悍な語り口はIRCでも変わらず──さだめしRPG今昔物語の番外編といった様子です。
キャンペーンでお困りの方も、お困りでない方も一見の価値アリ。 - 【プレイヤーといっしょ / 人間関係は難しい】
ゲーム内ではなくゲームを取り巻く人間関係にまつわるトピック。
こういう悩みも固定の面子で長く遊ぶキャンペーンならではですね。 - 【PCが強すぎる!:既製キャンペーンの場合】
既製キャンペーンで、PCがシナリオライターの想定を超えて強くなってしまった場合のリカバー方法のお話。
知恵を絞りあった果てに辿り付いた意外な解決方とは──?
既製シナリオが充実しているシステムならではのお悩みですね。 - 【PCとNPC:人間関係って?】
PCとNPCの人間関係をいかに利用するかというお話。
固定のPCで長く遊ぶからこそのPC─PC,PC─NPCの人間関係。これもまたキャンペーンの魅力の一つですね。 - 【行方不明のGMとPL:ネットの付き合いは軽い?】
オンラインセッションでキャンペーンをする時ならではのお話。
半ばまでTRPG総合ウェブジンのTRPG-Onlineを運営されておられるshowchanさんへのインタビュー形式になっています。(──というかなってしまったというか)