D&Dに於ける「恐怖」
D&Dに於ける恐怖とは何なのでしょうか。D&Dでの恐怖の実体と、それへの対抗策を考えてみます。
恐怖の実体
D&Dに於ける恐怖の本質とは何か。これはとても簡単な問いです。つまるところ「fear effect」これに尽きます。
fear effectを生み出すものは沢山あります。呪文しかり超常能力(spuper natural ability)しかり変則的能力(extraordinary ability)しかり、です。
恐怖の種類
fearには3つの種類があります。それぞれ、
- 怯え状態(shaken)
- 恐怖状態(frightened)
- 恐慌状態(panicked)
と呼ばれ、下に行く程重い症状になります。
怯え状態(shaken)ではアタックロール、能力値チェック、技能チェック、セーヴィングスローに-2の士気(morale)ペナルティが付きます。震えて手元が狂うものの、相手から逃げだす程の恐怖は感じていない状態です。
恐怖状態(frightened)では、極力相手から逃げようと試みますが、八方塞がりで逃亡が不可能な場合は、怯え状態(shaken)と同じペナルティを受けた上で戦闘を続行する事が可能です。
恐慌状態(panicked)では、怯え状態(shaken)と同じペナルティを被った上で、全力で相手から逃げ出します。もし八方塞がりであっても、 可能な限り相手から距離を取った場所でうずくまり立ち向かう事はできません。また、逃亡の為であれば呪文や特殊能力も使う事は可能です。
恐怖への対策
fear effectは原則として、全て意志セーヴ(will save)の失敗によって発生します。つまりfear effectに対抗したければ、意志セーヴ(will save)を上昇させれば良いのです。またパラディン(paladin)は、fearに対して完全な耐性があり、また周囲の味方にもfearに対するボー ナスを与えてくれます。fearに対して有効な呪文を、ざっと列挙してみます。
- Resistance
- Bless
- Protection from Chaos/Evil/Good/Law
- Remove Fear
- Aid
- Magic Circle against Chaos/Evil/Good/Law
- Prayer
- Hero’s Feast
- Cloak of Chaos
- Holy Aura
- Shield of Law
- Unholy Aura
単に意志セーヴ(will save)を上昇させる以外にも、[精神作用]([mind-affecting])に対する耐性を持っていればfearを退ける事ができます。例えば虫 (vermin)やアンデッド(undead)、植物(plant)、或いは人造(construct)に対して[精神作用]([mind- affecting])は全く効果を発揮しません。
さて、簡単にD&Dに於ける恐怖について書いてみました。しかし、D&Dに於ける真の恐怖というのは、実はこういったものではありません。「真の恐怖」を知りたい人は『D&Dに於ける「真の恐怖」』を御覧下さい。