桜井@猫丸屋のTRPG事情:カジュアル環境編
どんな環境か?
気の知れた友達同士が集まって遊んでます。
ボクは今現在、カジュアルな遊びができる環境を二つ持っていまして。
一つはTRPG以外にも遊んでる友達。もう一つは主にTRPGばかり遊んでる友達が集まってます。(以下、前者をA環境,もう一つをB環境と呼びます)
それぞれの環境はボクの存在を除いて繋がりはありません。
1). A環境
キャンペーン二本(システムはそれぞれ『アルシャード』と『ソードワールド完全版』)を並行して進めています。
アルシャードのキャンペーンはマスターが一人決まっていて、割とストーリー志向。
もう一本のソードワールドでは、持ち回りでマスターを毎回交代していて基本的にオムニバス。マスターになった人の趣味で色々なタイプのシナリオ(ステロなダンジョン探索からホラー,一捻りして仕掛けを仕込んだシナリオまで)で遊んでいます。
TRPGにどっぷり、というのはボクともう一人だけ。
『友達同士で集まって遊ぶ』というところに重点が置かれているので、いろいろなシステムを試したりって環境ではありません。
ルールが軽くて、スタンダードなファンタジー(と言うか比較的コンピュータRPGっぽい世界観)のシステムしか遊ばせてもらえないとゆー感じで。
そのためボクももう一人のどっぷり君も別にTRPGを遊ぶ環境を持ってます。
男女比は3:2(レギュラーメンバーのみ)~1:1(不定期メンバー含む),それから年齢の幅はなし(みんな同い年)というかたち。
新規メンバーを募集したりもありません。今のメンバー以外を入れるような積極的理由がないので。
割と典型的な友達同士の環境と言える──のかな?。
2). B環境
こちらの環境ではマスターが固定されてる代わりにシステムは色々試してます。(割とメジャーなタイトルに偏りがちですが)
ちなみにマスター固定なのは「プレイヤーやるのイヤ」とキッパリ言い切ってる上に上手なヤツ──その名もたかむらじゅりんと言う男がマスターを買って出るから。
──えぇ、ボクを含む他のメンバーが押し付けてるわけではないですよ。決して。
閑話休題。
最近は、たかむら氏がデザイン中のシステムが上手い具合に煮詰りつつあって専らテストプレイが中心になっています。
メンバーのTRPGへのハマり具合は、A環境に比べるとどっぷり度高め。
ただ基本的には皆、他にも趣味を持ってるようです。サッカー観戦行って夜行で帰ってそのまま──とか言うタフな人や、前日の夜に朝まで呑んで二日酔いで来る不届きモノが居たりもします。
男女比は、ほぼ1:0,たまにゲストが来ると5:1とかなったりもします。
──もーちっと男女比を均したいなぁとボクなんかは個人的に思ってるんですが、まぁこればっかりはなんとも。(ならオマエが異性を連れて来いとかなんとか──げふげふ)
積極的に新規メンバーを募集ってのもありません。一緒に遊びたいって人がいればその時の状況によって仲間に入ってもらったりお断りしたり。今のところマスタが一人=一卓分のメンツで一杯なので。
どうやって見つけたか?
元々の友達と一緒に──とか或いは学校でTRPGをやってそうな(或いはやりそうな)人を見つけて、と言うのが多いと思うんですが。
ボクの場合は、TRPGやってる友達の友達──って縁が多かったりします。
一番最初からして、もともとTRPGをやってるクラスメイトが昼休みに『ゲームブックをTRPGめいた遊び方をしていた』のを見て興味を持って話し掛けたというくらい。
なので見つけた、というより見つけてもらったというのが正解かもしれません(笑)。
とは言え、A環境,B環境それぞれで成り立ちも異なりますし、何かのお役に立たないとも限らないのでご紹介しておきます。
1). A環境
母体は二系統ありまして。
ひとつは『最初にボクをTRPGに引っ張りこんだヤツが高校になって作ったTRPG友達』,もうひとつは『中学生時代にボクが作ったTRPG友達』です。
説明の都合上、前者をRコネクション(ボクを引っ張り込んだヤツのイニシャルから),後者を桜井コネクションとしておきます。
発端は、確かRコネクションでセッションをやる時に少し人を増やそうと言ったんだったか、ボク自身が桜井コネクションから人を引っ張って来てもいいか? と聞いたんだったか。
いずれにせよ桜井コネクションのメンバーから割と人当たりのソフトな二人に声を掛けてRコネクションのセッションに混ぜてもらったのがはじまりでした。
で、しばらく遊んでたんですが。
そのうちに進学やらなんやらで少しずつメンバーが減って──で、残ったのが今のメンバーと言う次第。
当時からTRPG中心の繋がりだけどTRPG以外でも遊ぶ──という遊び方で、今もそれが続いています。
2). B環境
こっちは割と分かり易い繋がりだったりします。
コンベンションで知り合って、件のじゅりん氏が『一緒にTRPGを遊んで楽しそうなヤツ』に声を掛けて、その中にボクも居たと言う次第。
あ、慌ててフォローをしておきますが、引き抜きではないです。
お互いが知り合ったコンベンションには今も行ってますし、集まり自体もそっちの日程とは被らないようにしてます。(念のため。狭い業界なので変な誤解が広まったりすると怖いし)
コンセプト的には『コンベンションよりも自由の利きやすい環境を別に作った』という感じですね。
──ヤ、前述の通り別にボクが作った環境ではないですが。
どういう遊び方に向いているか?
A環境,B環境ともに以下の特徴があります。
- ある程度、お互いの趣味・嗜好がわかっている
- コンベと違って一発勝負ではない
- 基本的にキライなタイプと無理してセッションしなくてもいい
- 人間関係がマズくなると破綻に直結しやすい
- 人間関係が疎遠になるとセッションも疎遠になる
- 遊べるシステムがメンバーの趣味の偏りに依存する
どうやら『実験的・ピンポイント狙いのセッション』に向き、逆に『メンバーの中の趣味・嗜好に合わないセッション』には向きません。
また『TRPG以外のことでも遊びたい』人には向いていますが『セッションだけ後腐れなく遊びたい(いわゆる09:00-17:00なお付き合い)』方には向かない環境であると言えましょう。
セッション後は近所のファーストフードや喫茶店に行ってお喋りしたり、カラオケに行って大いに盛り上がったり、呑み屋さんでどんちゃん騒ぎしたり──とにかくTRPGから離れて楽しみたい気がします。(その日のセッションの反省会も良いものですけどね)
1). A環境
昔は合宿と称して泊り込みでセッションしたり、カラオケ行ったり遊びに行ったりしたものですが最近はちょっと大人しめ。
それでもたまには鍋パーティをしたりしています。
今度、焼き鳥とか行きたいもんです。(あー、でも最近カラオケも行ってないなぁ)
2). B環境
こっちはかなり09:00-17:00なお付き合いに近かったり。まぁそのそも『一緒にTRPGを遊んで楽しそうな連中』が集まったわけで、楽しくセッションできれば満足みたいなところは否めないのが実情。
最近はじゅりん氏がデザインしたオリジナルシステムのテストプレイが多いですね。一緒にわいわい仕上げてく感じは楽しいです。(ボクはもっぱら遊ぶばっかりで、あんまり役に立ってないですが)
環境を維持するために
なんとも言っても人間関係を良好に保つことに尽きます。
できれば『TRPGをするための環境』ってより『TRPGもする環境』になるのが色んな意味で理想的です。
TRPGだけの集まりだと、TRPG上のトラブルを解消しにくいですし、一時的に飽きちゃったときに再開も難しいですし。
あともう一つ秘訣。
無理をしないこと。
無理をするとどこかでひずみが出ます。
背伸びしたり一人で我慢したりだと疲れちゃうし、溜まったストレスが一気にドカーンと言っちゃったら終わりみたいな事も多い。どうしても無理しなきゃ付き合いの続かない相手と遊んでても楽しくない。
なので、できるだけ無理はしない,自然体が一番だと思います。
──簡単なようで、なかなか難しいんですけどね。
その他・備考
特になし。
桜井@猫丸屋のTRPG事情
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